最近関東でも揺れましたが、気象庁の地震情報を見ていると、日本は本当に「地震列島」なんだと思い知らされます。
たまたまネットニュースで、JAF兵庫支部さんのHPに運転中に地震が起きた時の注意点が掲載されていると知り、それに習って東日本大震災時の体験を自省したいと思います。
もし、車を運転中に地震が発生したら…
1 道路の左側に車を停止させましょう
私はちょうど社用で車を運転中でした。最初に異変に気付いたのは赤信号で橋の上に停車中、近所に住む中学生が、今にも泣きそうな顔で歩いているのを見かけた時です。その時は地震に気付いていないので、ただの偶然だったのかもしれませんが。
青信号で発進し運転しながらも何かおかしいなと思い、次の信号に着く頃には(町中なので信号までの距離は短いです)地震だと気付きました。右折車線で止まるとすごく揺れているのがわかりましたが、先頭車だったため、ここで止まるわけにはいかないと思ってしまって、次の信号まで進みました。
次の信号でものすごい揺れに遭遇しました。やはり先頭車でしたが、青信号になっても進むことはできませんでした。
2 揺れがおさまるまで車内で待機しましょう!
揺れが収まるまでそのまま待機しました。周りを見回すと、商業施設の非常階段から大勢の人たちが降りてきました。
道路のあちこちから水が湧き出してきました。この時は水道管が破裂したのかと思っていました。
お孫さんを連れたおばあさんが道端で座り込んでしまっていました。
私は動くことができず、揺れが収まるのをただひたすら待ちました。クラクションを鳴らされたという記憶はないので、後続車もみんなそうだったのだと思われます。
この時、ラジオをつけるのを忘れています。
3 車を駐車してそのまま避難しましょう!
私は注意事項とは全く違う行動を取ってしまいました。
社有車に乗っていたこともあってか、車を置いて避難するという考えは全く浮かびませんでした。
それよりも病欠で休んでいた子供(当時中学生でした)のことが心配になり、水浸しになった道路を自宅に急ぎました。
自宅の玄関を入ると、廊下にあった家具が倒れているのが目に入りました。大声で名前を呼びながら寝室へ行くと、子供はベッドにいました。
「大丈夫?」と声をかけると、「うん、大丈夫」との返事に少し安心しました。子供はぎりぎりまで室内にいたそうですが、危ないかもと思った際に、ベランダから逃げたそうです。
外では、マンションにお住いの方たちと一緒だったと、でも地震が収まったらすぐ帰ってきたと言っていました。
反省すべき点がたくさんある
大きな地震を感じたら、無理して走らない。
地震が収まったら、止められる位置に移動して様子をみた方が良い。実際に私が発進した後、左側に移動している方はいました。
すぐにラジオを付ける。私は咄嗟に行動できないことがわかったので、あれからずっと自家用車はラジオにしてあります。(子供たちが乗るときは音楽になりますが…)社有車も乗るとすぐにラジオを付けています。
津波・液状化に対して出来るだけ情報を得る。海沿いに住んでいるのに、津波のことはまったく頭に浮かばず、川沿いの道を走ったり、液状化になった道路を走ってしまいました。
たとえ社有車でも、いざとなったら乗り捨てる。社有車に乗るとその時点から責任が発生すると考えてしまうので、車を置いて逃げる判断は難しいですよね。特に津波などは見えない時に判断をしなければいけません。
最後に、とりあえず会社には連絡を入れる(努力をする)。私は全く思いつきませんでした!
もう二度と経験したくはありませんが、常日頃からいざとなったらどうするのか考えておいた方がいいですね。